校長室から

【2017.06】菩薩を目指す

「菩薩を目指す」

校長  髙田 晶子

6月7日からの40期生修学旅行は、大政奉還150周年という好機に恵まれ、日本の伝統文化を肌で感じる旅となりました。イベントはさることながら、数々の名所の中でも江戸時代の始まりと終わりを告げる場所である二条城の存在に、歴史の重みをずっしりと感じ、私たちの生きる現在を振り返る良い時を過ごしてきたように思います。歴史に学び、未来に活かす、そのような学びのある2泊3日間でした。

さて、今年は修学旅行の出発前に、青蓮院門跡門主 東伏見慈晃氏の著書「青不動のこころ」を手にすることができました。著書の中にある「菩薩を目指す」という言葉が目に留まりました。それは、世の中には様々な分野で成功している人がいます。例えば、ピアニスト、バレリーナ、スポーツ選手など才能や運に恵まれていろいろなことが重なって成功する人もいます。見た目にはすごいな、いいなと思いますが、そこに到達するまでには並並ならぬ努力を積み重ねてきているわけです。その人を「菩薩」と言うのだと書かれています。本当に積み重ねていった段階の人が極限までやったというのが「菩薩」で、我々は「菩薩」を目指そうとしている、その道で自分の置かれた立場で最善を尽くす、そのことを「菩薩を目指す」と言うのだそうです。修学旅行前にしてとても大切な言葉に出会ったように思いました。この置かれた立場とは、どの人にも置き換えられて考えることができるものだと思います。学校に通う時期の学生は勉学に励み、社会人となった大人は仕事や家庭の与えられた役目を忠実に行い、それぞれの立場から「菩薩を目指す」ことができると思うのです。

しかし、積み重ねるための努力が大切と分かっていてもこれはなかなか難しいものです。大切と分かっていてもさぼりたくなってしまったり、手を抜いてしまったりすることもあります。そんな時に自分で掲げた目標は、目指す行先を示してくれているのだなと思います。その目標に向け、努力を積み重ねていく姿が「菩薩」に見えるようになるといいのですが。

学校総合体育大会が22日より始まります。PTA・地域の皆様には、土日の練習や遠征等でのご協力にも感謝申し上げます。その成果を発表する大切な大会がいよいよ始まります。各会場への移動手段や会場の使用マナーにつきましては、大会運営に支障をきたさないようご協力よろしくお願いいたします。

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