校長室から

【2017.10】「まず一歩前に踏み出す」

「まず一歩踏み出す」

校長  髙田 晶子

里中学校は、10月14日(土)に開校40周年記念式典を無事成功裏に終えることができました。これも実行委員会の皆様をはじめとする本校関係者の皆様のご支援のお陰と存じます。これからも、地域に根差した里中学校として教育活動を展開してまいりたいと思います。本当にありがとうございました。

さて、この40周年記念式典を開催するに当たり、1学期から生徒会の本部役員と話し合いを持ちました。それは、とても大きな原動力になりました。みんなで式典を成功させようという思いをもって踏み出していくことは、生徒のみならず私たち教職員も本当によい経験になったからです。

まず、「絆」の文字をデザインした、ペットボトルキャップアートに取り組みました。40期生が入学した時に、昇降口に掲げてあった作品がとても印象強く心に残っていたそうです。是非自分たちも作成したい、そして、作成には全生徒が参加できるようにしたい、という強い思いがありました。里中学校らしい作品に仕上がったのも、デザインの考案から取り付けまで頑張ってくれた生徒たちのお陰です。

そして、里中自慢のあいさつでお客様をお迎えしたいということから「あいさつ隊」を募集しました。里中学校は、毎朝あいさつ運動を生活委員会と全教員で行っているため、新しい取組みではありませんでしたが、生活委員会が中心となり「挨拶キャンペーン」を行い、更によいあいさつができるようになろうと取り組みました。式典当日は、天候の都合で室内でのあいさつになりましたが、自信をもってあいさつをしている生徒たちの姿に、誇りさえ感じました。式典後の学校生活にも笑顔で更に活気のある声が響くようになりました。

この40周年は里中学校にとって、とてもよい区切りになりました。30周年を終えてから10年間は一言では語れない時を刻み、その節目に「まず一歩踏み出す」ことができたからです。以前テレビのドキュメント番組でインタビュアーが、仕事で悩んだときにどう乗り越えてきたのかと質問をしていました。その答えを俳優さんは、「一歩踏み出せば誰かが助けてくれる」と答えていたのを覚えています。まさに、里中学校は、地域の皆様に助けていただき、みんなでやり遂げ、一歩踏み出した里中学校です。これからも一歩一歩前進していきたいと思います。

2学期は、合唱コンクールやロードレース大会など学校行事が続きます。PTAの皆様にはご協力をいただきながらの開催になります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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