校長室から

【2016.07】頑張ることができる、ちょっとした言葉

7月8日から10日の2泊3日で、40期生と水上自然教室へ行ってまいりました。日常と違った自然豊かな環境の中で、仲間 とともに「強力な協力」(2学年水上スローガン)をやり遂げ、逞しくなって川口に戻ってまいりました。1学期もまとめの時期を迎え、平成28年度がスタートしてからあっという間の3か月でした。 生徒たちの日々成長していく姿と教職員の粘り強い仕事っぷりに、益々盛り上がりを感じる里中学校です。
さて、水上自然教室では、2日目のスケジュールは、一の倉沢へのハイキングです。今年は、生憎の雨でした。40期生の隊列を崩さない4クラス一体となった歩行と通りすがりの方へのさわやかな挨拶。特に絶え間のない歌声は何といっても印象的でした。歌いすぎて喉を枯らした生徒もいたと聞いております。悪天候の中でも状態を良い方向に変えてしまう40期生のパワーのお陰で、参加者全員が仲間とともに元気に帰着いたしました。
そのような中、私の頭の中では、「上を向いて歩こう♪」の歌が浮かんできました。ご存知の方も多いと思います。「上を向いて歩こう」のフレーズが私は大好きです。歌詞からの感じ方や受け止め方は様々だと思いますが、私は、「うつむいていないで、頑張っていこう」という元気を出したいときに「上を向いて歩こう」のフレーズが自然と浮かんできます。
時々、「明日 頑張ろう~!」と、AKB48の「365日の紙飛行機♪」も私の頭の中に流れてきます。「人生は紙飛行機 願い乗せて飛んで行くよ」と自分の気持ちを軽くしてくれる感じがあり、助けられています。メロディーに乗せた言葉がいいのでしょう。
こんなことも時々頭をよぎります。
私は小学校時代の夏休み日記の1ページに、「今日は、勉強ばかりしていたので何もない 一日だった。書くことがない。」と書いたことがありました。担任の先生から「一生懸命勉強したのなら、何か得るものがあったはずだから、その事を書けるだろう?」と返事をいただきました。それからです。一日、一時間、一分でも大切に生活しようと心掛けたのは。 本当にちょっとした一言からでした。このやり取りがあったから頑張る自分を見つけることができました。これは、今から40年近く前のことですが、生きた言葉は失われないものだと実感しています。
里中の2学期は小さなやり取りでも大切にして、大きな飛躍につなげていきたいと考えます。保護者、地域の皆様には1学期間のご支援、誠にありがとうございました。2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

-校長室から

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